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留学体験 - 門多 元さん

kadota

カリフォルニアの大学野球部でコーチングのインターン

門多 元さん
早稲田大学大学院在学。19才の時、1年間の留学経験有り。今回は本場アメリカのコーチングを肌で感じ、コーチとしてのスキルを磨くことが目的。 将来は、高校野球部のコーチとして、全国大会で部を優勝に導きたい。

今回のChapman Universityにおける野球インターンシップでは1ヶ月半という非常に短い期間でしたが、本当に様々なことを楽しみながら経験出来たと思います。いきなり練習や試合に参加させていただいたということもあり、チームメイトとの距離もどのように保てばいいかなどもわからず、日々チームの中での自分の立ち位置を模索しながら、ひたすら裏方の仕事に徹しようとしてばかりいました。しかし、他のコーチ、また監督のご配慮もあって自分のコーチングの勉強に集中できるような環境を徐々に作っていただき、最終的にはチーム全体を見渡せるような、自由に動き回れるポジションに自分を配置してくださいました。これによってビデオ撮影やスタンド観戦している方々から見たチームの内情なども探ることができたため、より多角的に物事を見る機会に恵まれたと思います。

そこで自分が以前から気になっていた日本とアメリカの野球の違いを意識しながら見てみると、監督と選手の距離の近さがチームの一体感を生み出しているということが非常によく伝わってきたのが印象に残っています。日本では、どうしても監督と選手というと距離感があり、話し合いなども選手側が一歩譲っているケースが多く見受けられましたが、ここではそのようなことはあまりなく、選手が自分の意見をはっきりと監督に伝えることが出来る環境が整っていました。選手一人一人の意見を受け入れていてはチーム全体を統一することは難しいですが、選手が今何を考え、どのようなチームにしていきたいかなどを知らないことには、チームの方針も間違った方向に進みかねません。そういった意味では、監督がチームの方針として大枠を作り、選手から多少わがままと捉えざるを得ない意見も受け入れることで、そのチームの味を出していくことも大事であると感じました。

これは監督の力量も試されることですが、個々にしっかりとした主張を持たせることを目的としてみると非常に重要なことではないかと思い、自分の力量をレベルアップさせると共に、ぜひ日本での部活動指導にも取り入れていきたいと考えています。

このような機会を提供してくださったIGEの社員の方々に深くお礼を申し上げたいと思います。そして拙い自分の英語を常に理解しようとしてくれたチームメイトやチームのスタッフの方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。短い間でしたが、ここには書ききれないほどのかけがえのない貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

(2012年4月23日)