現役留学生コラム Vol. 93
留学したらどんな生活?このコーナーでは、実際に留学中の学生からの生の声をお届けします!
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大橋司さん
NATAアスレティックトレーナーの資格を取るため、大学院留学を目指しています。昨年渡米して、語学学校へ通い、9月からはコミカレで、事前履修科目履修とオブザベーションを行う予定。 |
<アメリカでアスレティックトレーナーを目指す理由>
アメリカで語学留学を始めて約5ヶ月。もう5ヶ月が経ったのかと、改めて時の流れの早さを実感しています。こちらに暮らし始めた当初は、新しい環境に困惑する事も多々ありました。しかし現在は、カリフォルニアの強い日差しをたっぷりと浴び、刻々と日本人離れしていく私の肌色と比例し、気持ちの方もこちら色に染まり、充実したカリフォルニア生活を送っています!
さて、今回は私の夢、そしてアメリカへの留学を決めた理由についてお話しします。私は、大学を卒業後、病院のリハビリテーション科に、理学療法士として3年間勤めていました。その中でも、スポーツ整形外科と呼ばれる、スポーツをしていて怪我を負ってしまった方が来院される部門に、意欲的に取り組んでおりました。元々私はスポーツが大好きで、この仕事を選んだきっかけも、高校時代に部活動でハンドボールをしていた際、怪我をし、自分自身が理学療法を受けた事がきっかけでした。
そして徐々に、スポーツ部門への専門性をもっと高めたいと思うようになり、また、スポーツで怪我をされた方を、病院でではなく、もっとスポーツ選手に近い立場、環境でリハビリ、サポートをしたいと思うようになっていきました。その環境を、自分で模索していった結果が、アメリカでNATA公認のアスレティックトレーナーになる事でした。なぜアメリカなのかと思う方もおられると思いますが、スポーツの環境、人々のスポーツへの関心などが、アメリカは世界一の国だと思ったからです。
実際に来てみて、それが間違っていなかったことが分かりました。町のあちこちにあるスポーツバーは、毎週末、何かしらのスポーツ中継を観に多くの人が訪れ、賑わっています。本当にスポーツを愛していると感じます。また、スポーツをする環境も、アメリカは他国に比べて突出した水準であると思います。公営管理のもと、サッカーグラウンド、野球場の殆どは天然芝が当たり前ですし、どこの公園に行っても、バスケットコートがあり、ナイター設備のあるテニスコートは無料で使用する事ができます。設備が充実しているだけでなく、そうした場所の数も半端なく多い!多くの一般の方がそれらを毎日利用し、日が暮れるまで様々なスポーツを楽しんでいます。やはりスポーツの楽しみを知るには、自分自身でそれをやってみることが一番!日常生活の範囲内で、様々なスポーツに気軽に触れる事ができるため、アメリカはスポーツの面白さをどこの国よりも知っている国だろうと思います。
ですが留学を決心するにあたっては、自分の勝手な夢のせいで、仕事場に迷惑をかけ退職しなければならない、両親を始め色々な方に迷惑や心配をかけてしまう、といった事を考えると、自分の気持ちを押し殺した方がよいのではないかと迷う事もありました。しかし、一度きりの自分の人生、今このチャンスを、後で後悔したくない、多少の迷惑を周りの方にかけてでもチャレンジしてみたいと熱く思い、思い切って決心しました。まだまだ自分のチャレンジは始まったばかりで、英語に四苦八苦している段階ですが、いずれは、この素晴らしいスポーツ環境のあるアメリカで、世界で通用するようなアスレティックトレーナーになるために、日々の努力を楽しんで続けていきたいと思います。
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