Institute of Global Education
学生にとっては、今月から始まるながーい夏休み。一時帰国してバイトする人、夏学期もしっかり履修する人、サマースクールやキャンプに参加する人、外国旅行やボランティアをする人、あるいは興味ある分野のインターンシップを行う人。まとまった時間が取れる時だからこそ、ふだんできないことに挑戦してみては?

現役留学生コラム Vol. 9
留学したらどんな生活? このコーナーでは、実際に留学中の学生からの生の声をお届けします!

李彦(Li, Yan)
中国語、日本語、英語のトリリンガル。高校卒業後、オレンジコーストカレッジに留学し、昨年UCLAに編入。学業に全力投球しつつ、クラブ活動にも積極的に参加。充実した学生生活を送っています。

インターンシップ

皆さんこんにちは。UCLAに通う「いえん」と申します。

今日は、今私がしているインターンシップについてお話します。
私の専攻は社会学で、今学期はSociology Immersion Program というプログラムEthnographic Researchいわゆる民族学の研究をしています。民族学の研究の仕方を学ぶクラスを取ると同時に、実際に校外のいろんな施設でインターンとして働きます。研究場所は自由に選べて、軽度の精神病を持つ患者が住む施設や、一般の中学校で問題を起こした生徒が送られていく補修学校(Continuation School)や、青少年犯罪を取り扱う弁護士事務所などがあります。

私はPeer Mediation Programという、生徒の問題解決を助けるプログラムを選びました。サンタモニカにある中学校でプログラムコーディネーターの助手として働いています。このプログラムでは、生徒が異議申し立て者(Disputant)であり、仲介者(Mediator)でもあります。学校には目安箱みたいなReferral Boxが置いてあり、生徒間に問題が起きると、誰でも問題解決のための面会を申し出るメモを投入することができます。そして、メモに書かれている生徒たちを集め、和解させるのが私たちの仕事です。生徒はいろいろな問題を持ち込みます。友達とのけんかであったり、恋人との揉め事であったり、時には教師と生徒、あるいは親と生徒の和解を手伝うこともあります。 生徒が面会に来ると、仲介者を中心に段取りに沿って争いの訳を理解し、異議申し立て者に話し合いをさせ、問題解決の方法を編み出すのを助けます。プログラムコーディネーターと私の役割は、それらの過程がスムーズにいくようにアドバイスをすることです。

このプログラムのすばらしいところは、異議申し立て者の生徒にとっては問題を解決でき、また仲介者の生徒にとっても仲介する技術や能力を身につける事ができるという点です。私の中学でもこんなプログラムがあったらどんなに良かっただろうとよく思います。対立する相手と、正式に1対1で話し合いのできる場があると生徒間の揉め事も減り、もしかしたらいじめ予防などにもなるかもしれません。日本の学校でもこういったプログラムを試してみる価値があると思います。


Yoshikaの英語ワンポイントレッスン Vol. 10
これはタメになると大好評!ネイティブのカウンセラーによる英語ワンポイントレッスン! 大学や大学院の入学選考では非常に重視されるエッセイ。こんな学生なら是非うちの学校に来てほしい!と思わせるエッセイを書くには?連載第2回。

HOW TO WRITE AN ESSAY: Part II of III
The following is a continuation of last month's "How to Write an Essay" series. Next month I will provide a sample essay and you can review points 1 through 10 using the essay.

(6) Introduction:
The introduction should grab the reader's attention, set up the issue, and lead in to your thesis. The title and first paragraph are probably the most important elements in your essay.

(7) Paragraphs:
Each individual paragraph should be focused on a single idea that supports your thesis. Begin paragraphs with topic sentences, support assertions with evidence, and expound your ideas in the clearest, most sensible way you can. Speak to your reader as if he or she were sitting in front of you. In other words, instead of writing the essay, try talking the essay.

(8) Conclusion:
Gracefully exit your essay by making a quick wrap-up sentence, and then end on some memorable thought, perhaps a quotation, or an interesting twist of logic, or some call to action. Is there something you want the reader to walk away and do? Let him or her know exactly what.

(9) Formatting:
Format your essay according to the correct guidelines for citation. All borrowed ideas and quotations should be correctly cited in the body of your text, followed up with a Works Cited (references) page listing the details of your sources. College writing typically uses MLA or APA styles.

(10) Language:
You're not done writing your essay until you've polished your language by correcting the grammar, making sentences flow, incorporating rhythm, emphasis, adjusting the formality, giving it a level-headed tone, and making other intuitive edits. Proofread until it reads just how you want it to sound.

To Be Continued ......


特別記事 <逆カルチャーショック>
IGEの日米のスタッフが交代で、留学を考えている皆さんに、情報提供や日頃感じたことなどをお伝えします。今回は、IGEアメリカ勤務の宇佐見牧子が久々の日本で体験したこととは?

IGEアメリカ 宇佐見牧子
約2年ぶりに日本へ出張にやってきました。今まで1年に2〜3度は日本に出張していたので、こんなに日本の地を踏まないのは初めて。すべてが新鮮でやっぱりいろいろな逆カルチャーショックがあります。

初めに驚いたのは、サービス業の質の高さ。日本について早々医者のお世話になることになったのですが、医院長先生をはじめ看護婦さんまでとにかくみんな親切。アメリカの保険を持っている私は、英文の領収書を発行してもらわなくてはいけなく、普通の方とは手続きの仕方が異なってややこしかったのですが、嫌な顔一つせず本当に丁寧に対応していただきました。銀行も同じです。アメリカでは窓口は立ったままの対応ですが、すべての窓口に椅子が用意されていて、ゆっくりと座ってとても丁寧に対応してもらいました。尊敬語があまり存在しない英語と違って、丁寧語を使っての対応、そして最後は頭を深々と下げての挨拶と、なんだかこちらが恐縮してしまいました。ちゃっかり粗品も頂きました。

残念ながらネガティブなショックもあります。その一つは、町中たばこ臭い!歩きタバコは当たり前にしているし、電車の中もタバコのにおいの染み付いた服を着ている人がいっぱい。。。レストランでタバコの臭いがするのも、禁煙がすすむカリフォルニアではありえません。マナーを守って喫煙して頂きたいですね。それからすれ違う人通し、挨拶は全くしないですよね。カリフォルニアでは散歩をして知らない人でも、必ず「Hi!」と声をかけます。見て見ぬふりですごく不自然な感じがしたのですが、すれ違う人が多すぎてすべての人に挨拶はしていられないかも。。。

そして、日本人はやっぱり忙しい!?夜遅くになってもたくさんの人が町を歩いているし、歩くスピードはみんな速い。駅の近くになると皆さん小走りで何だか不思議な感じがしました。そういえば、昔東京でOLをしていたころ、自分もこうやって出勤していたなと思い出しました。

アメリカと日本、それぞれたくさんの違いがあるけれど、こういった二つの文化を経験できるのは本当に有難いと思います。これからも皆さんにアメリカのよさを伝えながら、日本のよいところも忘れないでいたいと思います。

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