特別記事 <いま、私にできること>
IGEの日米のスタッフが交代で、留学を考えている皆さんに、情報提供や日頃感じたことなどをお伝えします。
今回は、久々に長期出張した日本で逆カルチャーショックを受けた宇佐見牧子の感想です。
IGEアメリカ 宇佐見牧子
約2年ぶりに日本へ出張を終え、アメリカに戻ってきました。これから留学を目指す皆さんにお会いし、私もたくさんの刺激を受けました。不安を抱えながらもこれから夢を実現しようとしている皆さんに会うのは、いつも刺激になりますし、新鮮な気分になります。
久しぶりの日本では、様々な逆カルチャーショックがあり、6月号でその一例を紹介させて頂きました。今回の日本帰国で、最も印象に残ったのは、日本での環境問題に関する関心の高さです。改めてアメリカは、環境後進国だということに気づかされました。テレビでは、毎日どこかのチャンネルでエコに関する話題が取り上げられていますし、ごみの分別は4つから5つくらいに別れています。お店には詰め替えパックなどのエコ商品が並んでいますし、買い物のビニール袋は有料な店もあり、マイバック持参は当たり前といったような雰囲気があります。
アメリカでもごみの分別がある市もあるようですが、私の住んでいる市では、なんとごみの分別は一切なし。お店では店員さんがビニール袋に入れてくれるので、その数も使う量が半端ではありません。卵1パックだけを二重にしたビニール袋に入れるなんてことも。。。
世界最大のCO2排出国アメリカ。一人一人がもっと環境に気をつけて生活したら、どれくらいCO2の量が減るんでしょう。。。毎日お天気のカリフォルニアでも、洗濯をお日様の下に干す習慣はなく、みんな乾燥機を使用します。もし、アメリカの人が週に2から3回でも、乾燥機の使用をやめ、お日様の元に洗濯物を干したら・・・もしマイバックを使い始めたら・・・日本の環境問題への関心の高さに刺激され、私も出来ることから早速実行したいと思います。
アメリカに留学中の方は、日本で取組んでいた環境対策を忘れないで、これからアメリカに留学する方は、ぜひアメリカ人に環境問題についての情報を発信していってください。
地球に優しくなれる一冊に出会いました。
本屋さんで見かけたらぜひ手にとって見てみてください。
「ハチドリのひとしずく いま、私にできること」
( 辻信一 監修、光文社)
|