特別記事 <ウィーンにて>
IGEの日米のスタッフが交代で、留学を考えている皆さんに、情報提供や日頃感じたことなどをお伝えします。
今回は、平田社長のヨーロッパ紀行第1弾。
IGE社長 平田幸司
私は自動車の開発やマーケティングの仕事で、毎年、ヨーロッパに出張しています。今年、7月にロンドン出張の後、ウィーンに足を伸ばして休暇を楽しんできました。ご存知の方も多いと思いますが、オーストリアは、第一次大戦以前はヨーロッパの思想、文化、芸術の中心地の一つであり、国の広さも現在の4-5倍の大きな国でした。現在のチェコやハンガリーなどもオーストリアでしたが、第一次大戦で敗戦した結果、現在のサイズになったのです。
しかし、かつての素晴らしい伝統は、この街の人々の心の中に生きており、ヨーロッパの中でも一味違った雰囲気を醸し出しています。まず、「街の気持ち」がゆったりとしています。散歩をしながら、かつてヨーロッパで起こった様々な出来事を想像することが楽しくなります。つまり、散歩が楽しめる数少ない街なのです。ロンドン、パリ、ローマの様に、街が忙しくないからできるのだと思います。
街が忙しくないのは、人々の心がゆったりしているから。タクシーの運転手も優しく、街を誇りに思っていることが分かります。ホテルのサービスは、世界の5星ホテルに匹敵します。このサービスは「自然に出てくる気配り」という類のもので、こちらも思わず感謝の気持ちと微笑が沸いてきます。ホテルの部屋は、調度は決して高価なものではありませんが、ヨーロッパの中では広く、カラー・コーディネーションの見事さとインテリア細部への気配りによって、心からリラックスできます。
ウィーンといえば、やはりクラシック音楽。一年中、毎晩どこかでコンサートがあります。我々は、今回、街の中にある旧宮殿(写真左)で15人編成程度の室内管弦楽を聞くことができました。コンサートの部屋は、かつて、宮廷の舞踏会場だった所なので、昔ながらの伝統そのままです。演奏者と聴衆の物理的な距離が近い事はもちろんですが、心の距離も近く、演奏者と聴衆が一体という感じで、心から堪能しました。地元の人は普段着で聴きに来ており、コンサートが日常であることが分かります。
最後に、ウィーンの料理です。私は、常々、世界の三大料理は、フレンチ、イタリアン(トスカーナ)、日本食と思ってきましたが、ウィーンの料理もそれに加えます。ウィーンの料理を一言で現せば、あっさり系の美味しさで、洗練されており、且つ、独創的です。細部へのこだわりも尋常ではなく、見た目も芸術的。サービスも、フレンドリーで、且つ、気配りが隅々まで行き渡っており、心の底からリラックスして食事を楽しむことができました。
レストランの天井のデザインと照明。
究極の癒しデザイン。
右の写真のスプーンに載っているのは、木の実などを元にした自家製のスイーツ。これが、濃い目のコーヒーと実に合います。
左の写真のデザートは、こんなに沢山?と思われるかもしれませんが、家内でもペロリと食べられました。つまり、コース全体が、このデザートで締められるよう、前菜とメインの分量が計算され尽くされているのです!
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Yoshikaの英語ワンポイントレッスン Vol. 14
これはタメになると大好評!ネイティブのカウンセラーによる英語ワンポイントレッスン!今月は、アメリカン・スラング。日常生活でよく耳にする言葉です。
AMERICAN SLANG
In any society, words or phrases are created over the years to form new words or phrases. These terms are special to the culture and usually only privy to the society members. Here are some examples of common terms or phrases and their slang interpretations.
Term |
Slang |
Hello |
Hi, hey, hi/hey there |
How are you? |
What's new? What's up? How's it going? How's it hanging? |
Good-bye |
See-ya, See you later, Bye, Later, Talk to you later |
Yes |
Yeah, Yup, Sure, You bet |
No |
Nope, nah, uh-uh |
I'm leaving |
I'm out, I'm out of here, I'm heading out, I'm going to bounce |
Attractive |
Good looking, hot, hottie ("She's a hottie") |
Without money |
Broke ("I'm broke") |
To eat |
Grab a bite, grub |
Appealing |
Cool, phat, awesome, killer, sic ("Your bike is sic!") |
Small/unknown shop or restaurant |
Hole in the wall |
Sit in the passenger seat |
Ride shotgun |
Sending mail (not e-mail) |
Snail mail |
Unfortunate |
That's sad, that sucks |
Make a mistake |
Screw up, jack up ("Jacked up" also means "not right") |
Craving for sweets |
(I have a) sweet tooth |
A coward |
Wimp, wuss, chicken |
Not pay attention |
Zone out, space cadet |
To microwave something |
Nuke ("I nuked the burrito") |
Fashionable heterosexual man |
Metro-sexual |
Indie-oriented trendy youth |
Emo |
Let's go, or agree with me |
C'mon |
Down to earth |
Keeping it real |
Other slang terms can be found online here:
http://onlineslangdictionary.com/
http://www.urbandictionary.com/
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現役留学生コラム Vol. 13
留学したらどんな生活? このコーナーでは、実際に留学中の学生からの生の声をお届けします!
青景珠実さん
日本の教育に疑問を感じ、高校中退後、アメリカの高校に留学。サンタバーバラカレッジを経て、UCLAに編入。専攻は、心理生物学。
アニマルシェルター
サンタバーバラ、ならぬロサンゼルスからたまみです。すでに引っ越しを完了し、学校のオリエンテーションが始まって、いよいよUCLAでの学生生活のスタートです。
今日は新学期開始の緊張を解きほぐすため、以前、ボランティアをしていたシェルターでの話とアメリカのペット事情について話したいと思います。最近は日本でもペットブームで、チワワなどをわきに抱えて歩いている女性をよく見るようになりました。しかし、誰かが1匹犬を飼うと、その裏で捨てられている犬がいることも忘れてはいけません。そんな犬達の為に、アメリカにはシェルターがあります。シェルターは、捨てられたり、迷ったりした犬を預かり、新しい貰い手を見つけるよう努力する施設です。シェルター運営の資金作りに、色々なイベントも企画したりします。週末は子ども連れの家族でごったがえしています。シェルターにいる主な犬種としては、どう猛な犬種や混血の雑種です。アメリカではブリーダーから犬を買うのが主ですが、裏では、一般人がお金目的で繁殖をさせる場合もあります。そのような場合、ピットブルなどの、育て方によるとどう猛になってしまう犬種が多いと言われています。私がボランティアをしていたシェルターでは、ボランティア達は、犬たちにAttentionを与えてやるという役割がありました。散歩に行ったり、一緒に遊んだりします。その際、人間におびえた犬や、強がって吠えてくる犬も多く見受けられました。きっと、虐待をされたり、違法なDog Fightによって心に傷を負ったりしたのだと思います。日本では、犬は子犬のころから買うのが当たり前です。それに伴い、悪質なペット繁殖会社の問題も尽きません。アメリカではシェルターに立ち寄り、檻の中にいる成犬を引き取り、新しい家族の一員として受け入れる事もペットを飼う選択肢の中に入っています。皆さんも、ペットの在り方を再確認し、保健所に立ち寄ってみてください。私も日本に帰ったら、保健所に行ってみようと思います。
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