特別記事 <きれいな歯並びと"たらこ唇">
IGEの日米のスタッフが交代で、留学を考えている皆さんに、情報提供や日頃感じたことなどをお伝えします。
今回は、IGEジャパンの吉松亜由美です。
IGEジャパン 吉松亜由美
『何でこんなに汚いのに、モデルになれるの??』アメリカ人の友達が私の家にあった雑誌をぱらぱらめくりながら聞いてきました。汚い??モデルさんが?と不思議に思いながらそのページをのぞいてみると、そこにはちょっと歯並びの悪いモデルさんが。
考えてみると、あまり歯並びの悪いアメリカ人って見たことないですよね??それって実は欧米って小さい時に歯科矯正をする人が多いからなんです。
アメリカでは歯並びが整っていないと、その家の教育レベルが低いというマイナスイメージで見られる傾向があり、歯並びのよさが教養の証しとされるそうです。仮に、とても悪い歯並びの大人がいたとすると、その人に自己管理能力がないと見られてしまうんですって。そのため、子どもの時に何らかの事情で歯科矯正を受けられなかったとしても、大人になってからでも受ける人がとても多いのです。
そういえばホワイトニングも日本では、まだまだ芸能人や新庄さんや清原さんだけって感じですが、アメリカでは普通ですものね(笑)
あとはよくアメリカ人女性が気にするのが「唇が薄い」ということ。これを、初めてアメリカ女性雑誌かなにかで読んだ時は、頭の中に?マークが一杯になりました。何がダメなの?と。
確かに白人女性は、唇が上下5ミリずつくらいしかない、ものすごく薄い人が時々います。そんな人にとっては、アンジェリーナジョリーの「ぼってり唇」は夢の唇だそうです。(日本で言えば叶恭子さんの唇でしょうか。)そのため「唇を厚くする整形手術」が存在していたり(日本でも今コラーゲン注射がありますが)Lip Plumperが流行っていたりするそうです。日本だと「たらこ唇」っていって、敬遠されるのに。
アメリカにはBeauty is only skin deep(外見の美しさなんて皮膚一枚の薄っぺらなもの、言い換えれば、いくら外見がきれいでも一皮むけば分からない)と言うことわざがあります。とても外見を気にしているようでいて、けっこう醒めた見方をしているのかもしれません。日米の美意識の違いを改めて面白いなと感じた今日この頃です。
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