特別記事 <年頭のご挨拶> IGE社長 平田幸司
皆さん、2010年明けましておめでとうございます。今年が、皆さまにとって、最良の年になることを、心から祈っています。
2009年度の内外のニュースは、不況に関連した事柄が多かったと思います。日本の失業率は5%を超え、アメリカは10%を超えています。しかし、明るいニュースが無かったわけではなく、世界中、どこでも不況をチャンスと捉え、躍進している会社は沢山あります。
過去、数百年の歴史をみても、世の中が大きく動く時は、あらゆる所で、新旧の入れ替えがあります。アメリカには、フォーチュン500という、トップ500社のランキングがあります。この500社を30年前と現在を比較すると、約40%の会社が入れ替わっています。50年前と比較すると、実に70%が入れ替わっているのです。
NHKドラマ「坂の上の雲」の時代も大きく変革しました。明治維新とともに最も大きく成長した業種は海運であり、現在の三菱はこの時作られました。しかし、今、海運業界は世界的な競争に晒されています。50年前の1960年代は、アメリカの自動車Big-3が謳歌していました。この時代を象徴する言葉として、「GMに良いことは、アメリカに良いこと」というのがありました。そのGMとクライスラー社は、昨年、倒産して会社更生法で生き延びています。業界だけでなく、各会社のやり方をみても、GMやクライスラーの様に、新しい変革に乗り遅れた会社はトラブルに見舞われ、変革を先取りした会社は躍進しています。これが世の法則でしょう。
一方、日本に目を転じれば、民主党が政権を取りました。鳩山内閣のやり方に異を唱えるマスコミも多いですが、現在の状況は、まさに新旧二つの「考え方が」ぶつかり合っている真っ最中であると感じています。21世紀は、真に民衆が主役の世界にならなければなりません。
2009年は、100年に一度の不況と言われました。それならば、世の中は大きく変革することは必至だと思います。過去の概念に捉われず、変革後の将来を見据えて、積極的に切り開いていったらどうでしょうか?その時、不況に左右されないものを確立できると思っています。
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現役留学生コラム Vol. 28
留学したらどんな生活?このコーナーでは、実際に留学中の学生からの生の声をお届けします!
李彦(Li, Yan)さん
中国語、日本語、英語のトリリンガル。高校卒業後、オレンジコーストカレッジに留学、その後UCLAに編入し、昨年卒業。現在は、OPTを利用して、法律事務所で働いています。
<ロースクール受験>
皆さんこんにちは。日本では受験シーズンの真っ只中だと思いますが、アメリカでも同じことです。私も今年は受験生で、来年のロースクール入学に向けて準備に励む毎日です。そこで、今回は私の受験生活について少しお話したいと思います。
そもそも、アメリカの受験は日本とは違い、申請書を出した後に試験を受けて、終わり〜!ではなく、試験の成績は申請書類の一部として提出し、申請書類全て出して初めて「受験」が終わります。例えば、私はLSATというロースクールに行く為の全国統一試験を9月に受けました。ロースクールの申請受付は殆どが9月半ば頃からです。私の場合、試験を先に終わらせてから申請書類の準備を始めました。
申請書類といっても、名前や生年月日など個人情報を書いた申請書だけではありません。むしろその他の書類の方が合否を決めるといっても過言ではありません。申請書類で重要なのは、先ほど言ったLSATの点、大学の成績(GPA)、推薦状とエッセイです。特に、推薦状とエッセイはくせ者で、準備するのになかなか時間が掛かります。推薦状は、ふつう大学の教授に出してもらうのですが、この時期は教授も沢山の生徒から頼まれているので、書き終えるまでにかなり時間が掛かります。エッセイも、殆どの学校が特に定まった題がなく、「好きなことを書いて下さい」という指示しかないので、私は何を書くべきかという第一段階で悩んで、結構時間を費やしてしまいました。
申請準備を始めて早3ヶ月、主に行きたい学校は一通り申請手続きが終わり、とりあえず一息ついていますが、もっと他の学校も調べてみようと思っています。アメリカのロースクール受験の面白いところは、合否が、"Rolling Base"であることです。簡単に言えば、早い者勝ちです。殆どの学校は、9月から翌年の3月頃まで申請を受け付けますが、申請書を提出した者から審査をするので、早く提出すればするほど、合格の可能性が高くなります。私もそれを狙ってできるだけ早く申請書類を提出したのですが、結果がどう出るか、どきどき、ひやひやの毎日です。
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Yoshikaの英語ワンポイントレッスン Vol. 29
これはタメになると大好評 ! ネイティブのカウンセラーによる英語ワンポイントレッスン !
日本人のエッセイで目につく間違いの一つが 複数の文をコンマ( , )でつないでしまうこと。これを、 Run-On Sentencesと言います。
RUN-ON SENTENCES
Run-on sentences are a common mistake made by not only foreigners, but native speakers as well. How do we know when to use a comma? When does a sentence end and when does it begin? By definition, a run-on sentence has two parts, either of which can stand on its own. However, for some reason, these two parts have been put together. In other words, if you have a sentence that can be split into two separate sentences, then you have a run-on sentence. It is often difficult to tell where to end an idea ? and in this case a sentence. Also, just because you have a very long sentence, it does not make it a run-on sentence. This month's lesson will focus on how to recognize and avoid run-on sentences.
Here is an example of a run-on sentence. Two independent clauses, that are connected by a comma constitutes a comma splice:
The sun is high, put on some sunblock. (Incorrect)
When you use a comma to connect two independent clauses, you have to add a conjunction (and, but, for, nor, yet, or, so).
The sun is high, so put on some sunblock. (Correct)
If the following rules apply, then you have a run-on sentence on your hands. You can fix a run-on sentence by simply putting a period or semicolon in place of the comma:
- When an independent clause gives an order based on what was said in the prior clause.
Ex: The homework is very difficult, you should start studying.
(You can put a period in place of the comma)
- When two independent clauses are connected by a transitional expression.
Ex: Claire has adopted four dogs, however, she has been working long hours to pay for them.
(Again, a period or semicolon works here.)
- When the second independent clause contains a pronoun that connects it to the first independent clause.
Ex: My new camera seems broken, it came without a manual.
(A period is required.)
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