2017年10月25日
小さな挨拶が人との繋がりを築く – Vol.66
こんにちは。土屋賢人です。
日本は台風21号の影響で大変だったと聞きました。私の地元は大阪ですが、ニュースで、「大和川が氾濫」と聞いた時はビックリしました。
実家の屋根も少し壊れたそうです。皆様が無事であったことをお祈りします。
私の住んでいる南カリフォルニア内陸部は、年中天気は良く、台風(こちらではハリケーンと呼びますが)が来ることはまずありません。
今日も10月下旬ですが、気温はなんと39度!とんでもない暑さで雲一つない快晴でした。
私の住んでいる所は、少し小高い山の中腹部にあたるところで、夕方になると、景色も最高です。
このように素晴らしい環境のところなのですが、その気温の高さと乾燥のおかげで、しばしば山火事が起こります。特に最近起こった山火事は、規模も大きく、日本の皆様もお耳にしたかと思います。
いつものように、家路についていると、なんだか家の方向の雰囲気がおかしい・・・
「今日は少し大きいな。もしかすると」などと考え、家に着いたあと、ニュースをチェックしていると、突然ドアをノックする音が聞こえました。
開けてみると、煙が舞っている中、警察がいて、「今すぐに避難しなさい」と言われましたので、すぐに只事ではないことに気づき、持つものも持たず家を出ることにしました。
近所の人達も、お互いを助け合って荷物を運んでいました。
「あの人はどこにいる?」「あの人は大丈夫か?」などと話しながら、私もご近所さんの安否を確認すべく、走り回りました。
このような緊急時で大変でしたが、その中でもお互いのことを考え、助け合えるご近所の皆さんを誇らしく思った瞬間でした。
そして車に乗って、いざ出発してみると、すぐ裏の山には火の手があがっていました。
消防の方々の懸命な消火活動のおかげで、私達の一帯は消失もケガ人も0でした。
そして、翌日には無事に家に戻ることができました。
「近所付き合いが疎遠になっている」ということを聞いたことがあります。私も自分から積極的に人に話しかけるタイプではなかったのですが、アメリカにいると向こうから「How are you doing?」などと尋ねてくるので、知らず知らずのうちに、初対面の人と話すことに抵抗はなくなってきました。そういった「小さな挨拶」「小さな会話」の積み重ねが、こういった事態になった時にでも、お互いをケアできるということに繋がってきたのかなと考えています。
アメリカに住み始めて17年目になりました。最初にこちらに来たきっかけは、私の場合も留学でした。アメリカからは様々なことを学びましたが、人と繋がるということは、私が学んだ中でも、最も重要なことの一つだったと思います。10代という若い時代に留学できたことに感謝です。
IGE Staff Masato
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