留学体験 - 関愛梨さん
トビタテ!留学 JAPAN5 期生として、医療ボランティアに参加!
この夏の 17 日間、トビタテ!留学 JAPAN5 期生として、 IGE が提供している「医療ボランティア」プログラムに参加させていただきました。
私は、将来、日本でも世界でも活躍できる看護師になりたいと考えており、国際的な医療団体に所属することを目標としています。今回の留学では、「患者の本来の力を引き出すコミュニケーションを学ぶ」という目的をもって参加しました。
1週目は Bike Camp のボランティアとして、障がいをもっている子たちに自転車の乗り方を教えました。ここでは、みんなそれぞれ、練習に励んでいる子もいれば、乗 りたくないと逃げ出してしまう子もいました。一人の子に三人ほどでサポートをするのですが、そういった場面では、現地のボランティアの 人がコミュニケーションを図ろうとしてくれて、私はそれをじっと聞いていることしかできず、初日は自分の無力さを痛感し、とても悔しかった です 。
このままでは目的を果たすことはできない!それだけは嫌だ!と思い、セッションごとに関わった子どもたちの好きなものや、どんな言葉をかけたときに嬉しそうにしていたのか記録して、声掛けの仕方も意識して毎日参加しました。最終日には、担当した子たちが通常の自転 車に乗れるようになり、終わったあとに楽しかった!と笑顔で言ってくれた時はとても感動しました。
自転車に乗れるようになったのは、物理的な補助だけが理由ではないと思っています。ボランティアと子どもたちの間のコミュニケーションの積み重ねで生まれた信頼関係も、大きなモチベーションになったと思っています。 言語を越えたコミュニケーションの重要性も改めて感じる
ことができました。
2週目からは、午前は語学学校で勉強をし、午後はUCP( 全米最大の脳性麻痺を持った子どもたちをサポートする医療施設 でボランティアをしました。語学学校では、もちろんすべて英語で、授業をしていくうちに、英語でも自分の意見を言うことに積極的になった気がします。
UCPでのボランティアでは、理学療法士、言語療法士 そして作業療法士の方のお手伝いをさせていただきました。ですが、スタッフは仕事をしているわけですから、ボランティアに気遣う暇などなく、こちらから積極的にできることを探すように心がけました。印象に残っている のは、言語療法士の方のアシスタントをしているときに、患者の女の子とコミュニケーションを取る機会を与えてもらい、彼女の好きなものを尋ねたり、シンプルな会話でしたが、その子が楽しめる話題を探るようにしたりしました。とても楽しそうにしてくれて、その後のリハビリも絶好調でした。とても小さなことですが、私の自信につながりました。
どの活動でも共通して言えることですが、毎日試行錯誤の連続で、失敗してしまうこともありました。 そんな時 、関わったボランティアの仲間も、施設スタッフの方も明るく励ましてくれました。 おかげで、毎 日失敗を恐れずに積極的に挑戦し続けることができました。この17日間で二つのボランティアに参加し、たくさんの人と出会い、関わることができ、医療におけるコミュニケーションの大切さを改めて感じることができました。この夏の経験は、私にとって一生の宝です!英語力をあげて、必ずまたボランティアに参加したいです。この経験を道しるべに、目標に向かって駆け抜けます!
参加者全員でビーチに行きました。