現役留学生コラム Vol. 100
留学したらどんな生活?このコーナーでは、実際に留学中の学生からの生の声をお届けします !
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大橋 司さん
アスレティックトレーナーを目指し留学中
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<日本の素晴らしさ>
カリフォルニアよりこんにちは。
NATA認定アスレチックトレーナー資格取得のために、昨年の8月末から、語学学校を経て現在のOrange Coast Collegeに転入しているのですが、各授業でほぼ毎日のように出される宿題、定期的なレポートの提出、授業で行うプレゼンテーションの準備などの為に、ほぼ毎日学校の図書館に通うという、日本で経験した大学生活とはまるっきり異なる学生生活を送っています。
ただ、留学生活は勉学だけでなく、異文化に触れ合う刺激的な経験が、私の価値観に変化をもたらしたり、今まで考えたこともなかったけど、留学したことによって気付かされることが沢山あります。
その一つが、日本という国の素晴らしさです。
食べ物、飲み水、住居、交通手段、医療、衛生、テクノロジー、治安、戦争、娯楽。。。日本で、これらの中のどれか一つでも、不自由を感じたり、困ったことはあるでしょうか。
アメリカのコンビニは、日本のとは比べものにならない位劣悪な品質ですし、便利ではありません。バスは時間通りには来ないのは当たり前で、遅くなるだけでなく、予定時間より早くなり、既に通り過ぎていたという事もありました。日本でまずやった事がない、常に緊張感や警戒心を怠らないという行為に、心身に疲労を感じたりもします。日本という、安全や安心が当たり前に保障されている環境から離れてみて初めて、私は本当に恵まれている環境に住む事が出来ていたのだなと実感できました。
以前の私は、母国・日本に対して正直特別な感情を持っていませんでした。日本人はしばし、母国愛を持たない人が多いと言われますが、それは日本が島国であるゆえに、他文化に触れ合う機会が乏しく、他国の環境と対照できないため、日本の素晴らしい環境がいつの間にか当たり前になり、自国の事を誇りに思う機会が少ないからなのではないかなと感じています。
親の有り難みと、日本の素晴らしさは、離れてみないと良くわからないのかもしれません。
今、私は胸張って言えます。日本は、世界で一番素晴らしい国だと思います。
少し堅苦しい話になってしまいましたが、私が言いたい事は、留学は勉学だけではなく、異文化での生活を通して、人生観、価値観、自国の素晴らしさの認識などを自発的に考えさせられ、人間としても間違いなく成長できる良い機会になるという事です。是非、それらを経験してみてください!
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