長かった夏休みも終わり、新学期が始まりました。日本に一時帰国していた留学生も、帰らないで頑張っていた留学生も、新たな気持ちで学業に取り組みます。暑さもやわらぎ、勉強に集中できる季節。新しい友との出会いを大切にしながら、充実した留学生生活を送ってほしいですね。

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今年も「トビタテ！留学JAPAN」（以下トビタテと略称）の留学生選考が終了し、6月から7月にかけて合格者（高校生 & 大学生）が発表され、壮行会が開催されました。トビタテについては、留学に関心をお持ちのIGEメルマガ読者の皆様は既にご承知かと思いますが、まだ詳しくご存じでない方にごく簡単に紹介しますと、「国や企業が協力して奨学金を出し、若者の留学を支援するプロジェクト」のことです。詳しくはトビタテのホームページを参照していただければ幸いです。 http://www.tobitate.mext.go.jp/

トビタテも今年で高校生が第3期生、大学生が第7期生を送り出し、すっかり定着した感がありますが、IGEでは留学に関心をお持ちの学生さんには、是非トビタテに応募することをお勧めしています。

理由の第一は手厚い奨学金（返済不要の給付型）が支給されることです。奨学金の額は留学期間や種類、家計の状況などにより様々ですが、例えば1年間の留学を例に取ると、高校生で最大約220万円、大学生で最大約280万円の奨学金が支給されます。トビタテの奨学金は返済不要なこと、並びに授業料だけでなく現地生活費や渡航旅費なども、幅広く支給の対象として含まれていることが最大の特長です。

理由の第二は留学期間が柔軟に選べるので、高校・大学在学中に留学するのに適していることです。高校生は14日間から1年以内、大学生は28日間から2年以内の留学がトビタテの対象になりますので、夏休みや春休みを利用した短期の留学も対象になります。例え短期間であっても、将来長期の留学を考えている皆さんには、現地で貴重な情報を得られる事前の体験留学になるというメリットがあります。

理由の第三は合格率が比較的高いことです。大学生の過去の合格率（1期〜7期）は28%〜44%、合格者数は第1期の323名から第7期は608名と年々増加しています。高校生も過去合格率（1期〜3期）は25%〜59%、合格者数は第1期の303名から第3期は501名に増えています。合格者の増加は政府の助成金と企業からの賛助金が増加していることが背景にあります。

理由の第四は、留学前の事前研修、留学終了後のフォロー研修が充実しているため、初めての海外でも安心して留学できること、及び留学後のフォロー研修を通じて、留学生仲間や支援企業の方々など、幅広いネットワークが出来ることです。

以上のようにトビタテには様々なメリットがありますので、留学を考えている高校生と大学生の皆さんには、ダメで元々の考え方でも良いので、是非今の内に応募していただければと思います。特に手厚い返済不要の奨学金は、日本の高校・大学では獲得することは非常に難しいので、このチャンスを逃すことはもったいないと思います。仮に初回の応募では不合格でも、在学中は合格するまで繰り返し応募することが出来ます。また不合格になっても「合格のために自分は何が欠けていたのか」を理解することが出来ますので、これも次回の応募に向けては大きなメリットになります。
ちなみにIGEではトビタテの内容に精通したスタッフが、合格者の体験も踏まえた留学計画書作成のアドバイスなど、応募のための様々なサポートが出来ますので、是非お気軽にご相談いただければと思います（相談には費用は一切かかりません）。特に高校生向けについては、IGEはトビタテの事務局から「応募条件を満たすプログラムを有している留学エージェント」に認定され、トビタテのホームページに掲載されています。従って応募される方には充実したサポートをご提供出来ます。大学生向けは、留学エージェントの認定を行う制度がまだ設けられていませんが、IGEでは大学生のトビタテ応募にふさわしいプログラムもサポートすることが出来ますので、是非お気軽にご相談ください。
（IGEへのご相談はこちらへ→http://weexchange.com/program/tobitate/）

高校生、大学生の皆さん、是非トビタテにチャレンジしましょう！

柴崎星太くん 中学時代から不登校。現状を変えたくて高校留学。アメリカの高校では、一変、優等生に。高校は2年間だけ通い、飛び級でコミカレに合格！2017年、UCLAに留学！

＜不登校からUCLAに！！＞

2011年2月、私はOrange市にあるEldorado Emersonという小学〜高校までの一貫校へ留学しました。特に大きな目標があったわけでも無かったのですが、母親が不登校を克服させようと、留学させました。

約1年間、語学学校で英語を勉強し、Eldorado Emersonの高等部に留学しました。高等部に2年間いましたが、考えられないくらい沢山の変化を経験しました。最初の半年は学校に行く意義を全く見いだせず、苦痛を感じることのほうが多かったように思いましたが、学校の自由な雰囲気が好きになったことと、勉強が面白く感じられるようになり、オールAの成績になりました。

特に、半年を過ぎたころから英語が理解できるようになり、それに伴い、成績もグングン上がりました。今まで難しいと思っていたことが、英語が理解できるようになるだけで全てがとても簡単に思えました。

そこで、私は全ての教科でAを取ろうと考え実行しました。結果としてはこれに成功。そうしたら、勉強だけでなく、生活する上でも世界が明るくなったような感じがしました。

2年生でも同じようにオールAを取り、2年間を飛び級で卒業して、Orange Coast College（OCC）というコミュニティカレッジに入学しました。OCCに入学してからは、UCLA進学を目標に定め、2年後、見事に合格しました。

そうしたら欲が出てきて、超難関のUC Berkeleyに入りたくなり、OCCを1年延長して勉強し、UC Berkleyを目指しました。

結果的には、この9月から、UCLAに進学することになりました。Political Science（政治学）を専攻する予定です。政治学を選んだ理由は、国家の道筋を決める法律を作ったり、国の未来を決める政治的な活動に面白さを感じたからです。6年間住んだオレンジカウンティから引っ越しますが、新しい環境で学べることを楽しみにしています。