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留学体験 - 近藤 優 さん

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州立大、ダンス留学で奨学金獲得。

近藤 優 さん
2005年コミカレ入学 3年連続でダンス科の奨学金を獲得。4大に編入した今、 さらに学び、踊りの表現を磨いてゆこうと決意。

アメリカに留学することを決めた理由は色々だけれど、すべては直感からきていたように思います。6才から、母のダンス教室で踊り始め、高校卒業まで、ダンス漬けの日々を送っていた日本での生活では、大好きなたくさんの友達と、あたたかい家族と、恵まれた環境、すべてが揃っていました。だけど、人としてそしてダンサーとして、多くの事を知りたい、学びたいという気持ちは常にあり、ただ漠然と”もっと視野を広げたい。もっと世界を見てみたい”という思いをずっと抱いていました。

悩んだ末決めた留学でしたが、決めた後の不安と大好きな人たちと離れる寂しさはアメリカに到着するまで私の心を離れませんでした。でも、本気で考え不安と向き合ったからこそ、ゼロから始まるアメリカでの生活にも面と向かって挑めたのかもしれません。

勢いとやる気と感情だけで踊っていた私の日本でのダンスは、Orange Coast College(OCC)のダンス科入学後、技術的に一から鍛え直され、芸術としての踊りの表現へと理解を深めるという大きなステップを踏むことになります。それこそが、漠然と思い続けていたダンスに関して”もっと知りたい”事であり、OCCで過ごした三年間は一日一日が勉強でした。特に、カレッジに入ってから始めたモダンダンスにはその自由さと深さに魅かれてのめり込みました。それから振り付けにも興味を持ち始め、自分の表現を作品にするという作業に強い思いを抱き始めました。

毎年春に行われるコンサートでは、2つのすばらしい賞と奨学金を三年連続で頂くことができました。中でもDrothy Duddridge Dance Scholarshipは、日ごろのクラスでのがんばりやパフォーマンス、技術などすべてにおいて秀でている生徒に贈られるという賞でしたので、地道に積み上げてきた毎日の努力が形になって認めて頂いたという、言葉には表せない感動がありました。そして三年目には、過去二年頂いた二つの賞の他に、コンサートにした振り付けに対して贈られる賞も頂くことができました。

三年目のOCC最後のコンサートには、今までお世話になったたくさんの人達に来て頂くことができ、中でも日本から来てくれた両親やIGE代表の平田さんご夫妻に成長した姿を見てもらったことがすごくうれしかったです。それと同時に、今までどれだけ周りの人に支えられ励まされて今の自分があるのか実感し、感謝の気持ちが尽きません。

生活の面でも、三年経った今でさえカルチャーショックや言葉の壁など毎日が葛藤ですが、人との繋がりで支えられ刺激を受けて過ごす事ができています。アメリカでは、個人が尊重され人と違うという事が簡単に受け入れられる社会です。偏見や先入観を持たないオープンな目で、自分から踏み出していけば新しい発見に満ちているはずです。

特に初めの頃は生活でも勉強でも新しい事ばかりですが、アメリカという率直さのある国では日本での生活のように人と比べる必要がなく、積極的でありつつも”自分らしく”いることが生活に溶け込む近道です。わからないものはわからないと、できることはできると、等身大の自分を見つめて認めてあげることが大事なように思います。

これから私にも編入先のCalifornia State University Long Beach校ダンス科での新しい生活が待っています。留学前に持っていた漠然とした、けれど直感的な”もっと知りたい。学びたい。”気持ちは今も変わらず抱いています。期待と不安と入り交じった気持ちでいますが、三年前と変わらないまっすぐでオープンな目を持って一日一日過ごしていきたいと思います。