留学体験 - 小平 琳太郎さん
2017年夏、Eldorado-Emerson 高校のサマークラスに参加
中学から学校生活が楽しくなく、不登校になっていました。そんな時、母の計らいでIGEとお会いする機会がありました。IGEスタッフの話を聞くと、アメリカの高校は日本と違って楽しそうな印象を受けたことと、IGEの本社がアメリカにあり、専門のスタッフがケアしてくださることに信頼感を感じて、思い切って、サマークラスを決意しました。
その結果、サマースクールはとても楽しいところでした。僕は15歳でアメリカに来て、英語はあまり聞き取れないし、喋れなかったので、授業についていけるかどうか?友達ができるかどうか?、色々と心配でした。しかしEldorado-Emerson高校の先生や生徒は暖かく優しく僕を迎え入れてくれました。
エマーソンは元々留学生を受け入れている高校のため、留学生は英語に問題がある事は、先生たちも分かっているので、授業は出来るだけ簡単な言葉を使って説明してくれました。またエマーソンは小規模な学校なので生徒と話す機会が多かったのですが、英語がうまく喋れない僕にもみんな気さくに話しかけてくれて、とても助かりました。
サマークラスには様々なクラスがあります。数学や理科などのいわゆる勉強のクラス、アートクラスやPE(スポーツ)クラスなどの勉強以外のクラス、その他に通常の学校では考えられない「チェスクラス」や「クッキングクラス(料理)」「ガーデニング(庭や花のデザイン)」などの楽しいクラスもありました。これらのクラスが特に楽しかった理由は、最初から自分で計画を立て、準備もしなければならないからです。例えば、クッキングのクラスでは、「何を料理するか?」から自分で計画し、「食材を買い(ホストファミリーと一緒に買い物に行きました」、そして料理をします。
ガーデニングでは、まず自分で庭のデザイン、花や木の配置を計画し、材料を揃えて、実際に庭を造ります。これらのクラスは、本当に楽しく、夢中になってやりました。また、英語が喋れなくても他の生徒と親交を深められました。
ホームステイ先もとてもいいところでした。僕のホームマザーは料理を作るのが好きで、心配していた食の偏りも無くとても充実しています。こうした環境の良さがあったので、正規留学を決意し、9月から9年生に入学しました。毎日、とても充実した留学生活を送っており、気が付いたら、サマークラス以来、学校には皆勤で通っており、自然に不登校は治っていました。
(2017年10月掲載)