留学体験 - 井出智広さん
超難関のメジャーリーグ奨学金を獲得!
井出君が、超難関のメジャーリーグ奨学金を獲得できた理由の一つに、大学の奨学金を得ていたことが大きかったと言っています。そのために、お金のことを心配する必要なく100%勉学に励むことができたからだと言っています。以下、メジャーリーグとの一問一答の日本語翻訳版です:
Major League「野球のアスレティックトレーニングを職業として選択した理由を述べてください」
日本で鍼灸師をしている父の影響で、幼い頃から医療に興味がありました。学生時代に成長していく中で、6歳から18歳までの12年間、野球に打ち込んできました。肩や肘などケガをするたびに、父が治療をしてくれて、その都度復帰するためにとても助けられました。野球におけるアスレティックトレーニングが私にとって重要である最大の理由は、私の兄が肩の故障で大学時代に野球を引退したことです。兄とは長い間一緒に野球をし、兄はプロ野球選手として活躍できる可能性を持っていました。しかし、残念ながら怪我のせいでその夢をあきらめ、日本で鍼灸師や柔道整復師の資格を取得することになりました。そんな兄の経験から、私はケガをしてから治療をするのではなく、ケガをしないようにするための仕事をしたいと思うようになりました。それ以来、アメリカでアスレティックトレーニングを学び、野球でキャリアを積んでいこうと決心しました。
Major League「あなたのキャリア目標を教えてください」
大学院卒業後は、まずProfessional Baseball Athletic Trainers’ Society (PBATS)によって募集されるインターンシップを目指し、プロ野球選手や球団スタッフと一緒に働く経験やスキルを身につけたいと思っています。その後、野球のピッチングを中心としたバイオメカニクスの分野で博士号を取得する予定です。3~4年後に博士課程を修了したら、メジャーリーグで投球解析や傷害予防の経験を積んだ公認アスレティックトレーナーとして活躍することを目指します。博士課程在籍中は、大学と契約してアスレチックトレーニングを実践したり、ボランティアに参加したりして、研究を進めながらアスレチックトレーニングの経験を積んでいきたいと考えています。最終的には、日本に帰国し、野球選手の傷害予防やパフォーマンス向上に貢献できるような仕事をしたいと考えています。また、鍼灸師・柔道整復師である兄と協力して、ユースアスリートを含むさまざまな人々を対象に総合的な医療を提供することが目標です。
Major League「今回の支援(奨学金)は、あなたのキャリアにとってどのような価値があるのでしょうか?また、この資金援助をどのように活用しますか?」
学資援助を利用することで、学業に関する経済的負担が軽減されるため、アルバイトを気にすることなく臨床や研究に専念することができます。私は両親や大学から経済的な援助を受けており、昨年はGPAが累積4.00/4.00、臨床時間が1,400時間を超え、自分のスキルや知識を向上させるのにとても役に立ちました。この奨学金によって、私は将来、野球選手のケアに最も役立つ知識と技術を身につけることに集中し続けることができるでしょう。