留学体験 - 安島健人さん
Northern Arizona UniversityのMaster of Science in Athletic Trainingプログラムの近況報告です!
前回の体験記から一年が経ちましたが、Northern Arizona UniversityのMaster of Science in Athletic Trainingプログラムに在籍しております、安島健人です。
先月からアリゾナ州フラッグスタッフ市の高校で2年目の実習が始まりました。 去年実習した、大学やプロスポーツとは全く別世界ですが、私とAT(アスレティックトレーナー)1人で全てのアスリートを相手にしているので、日々多くのことを学べています。
先日、アメリカンフットボールの試合があり、その際に頚椎損傷の疑いのある選手がおり、私がC-spine Stabilization(ヘルメットや防具を外す際に、頚椎がそれ以上傷つかないように手と腕で固定すること)を担当しました。授業では練習しましたが、人生初の実際のC-spine Stabilizationでした。
選手の意識は朦朧としており、私が腕で頭と頚椎を固定している間も意識を失ったり取り戻したり、といった状態でした。チームドクターやATの助けもあり、選手は迅速に救急車で運ばれていきました。ストレッチャーに選手を移動させる際には、私が頚椎の固定を担当していたこともあり、救急隊の方に1,2,3の掛け声を頼まれました。 かなり緊張感のある、人命に関わる状況で、終わった後にはどっと疲れましたが、貴重な経験が出来ました。
秋学期のクラスも先週から始まり、毎日忙しくも充実した日々を送っています。 簡単ですが、近況報告まで。
高校生達が試合後にスタンドのファン達と歌を歌って勝利を祝っているところ。立派なスタジアムで試合をします。
普段練習している、フラッグスタッフの綺麗な山と美しい空が一望できるグラウンド。