留学体験 - 竹本かなえさん
まずは全て一歩踏み出す勇気から!
私が留学することを決めたのは中学2年生の終わり頃だったと思います。その時に通っていた英会話学校で留学に興味があるかきかれ、小さい頃から外国生活が夢だった私はもう当然、行きたいです!と即答していました。たまたまその場にいた母も私が行くことに反対せず了解してくれ、留学の準備がそこからスタートしました。
私の希望をもとにその英会話学校に3つの高校を絞ってもらい、少人数・アート系を重視して最終的に決めたのがカリフォルニア州にあるHappyValleySchoolでした。そこでこのページで先に留学体験記を載せている青景珠実ちゃんに会い、IGEの紹介をしてもらいました。IGEにはUCLAでのサマースクール申し込みの時や、ホームステイ先の紹介等でとてもお世話になりました。契約後も、食事などなにかといっしょにさせていただく機会があり今でもお世話になっています。
アメリカに来て早2年、相当面倒くさがりの私でもなんとかやってこられたのは、個人のやる気を見てくれる先生達との出会いと、やりがいのある授業内容のおかげです。一度の入学試験で大学合格が決まる一発勝負の日本と違い、課題を提出日に出す、授業に遅刻しない、など毎日の基本の積み重ねを評価し、普段の態度、課外活動も大きく重視されるアメリカでは、毎日毎日が勝負!なので、大変そうにきこえるけれど、日本にいた時よりも断然毎日が新鮮で充実しているのです。
日本にいた頃は生活に何も張りがなく、没頭できるものもなかったけれど、今は自分がたくさんのことを吸収していることが楽しくて仕方ありません。まだまだなことはもちろんたくさんあるけれど、アメリカでの経験が今の自分の自信に繋がっています。もし来ることができていなかったら、責任を持つことを学ばず、狭い視野の選択肢の中で、毎日に満足できていなかったことは確実だと思います。自分と全く違うタイプの人に出会い、新しい世界を広げていく毎日。日本の中・高生活ではありえないことでした。一人っ子で視野の狭かった私は昔からそういった冒険をいつも求めていたと思います。
今私が一番興味のあることは健康管理です。特に栄養学を勉強したいと思っています。まだ具体的な形はつかめていませんが、今の夢はいつかマッサージやアロマセラピー、ヘルシーな料理などで身体、精神の両方を満足させるお店を経営することです。私がアメリカへ来て本当に良かったと一番思うことは自分の‘自由’ができたことです。
日本で両親と一緒に住んでいた時はどこかで窮屈さを感じ、両親に心から感謝することができず、正直不満のあった私ですが、アメリカへ来て1年過ぎた頃に自分が知らないまま、どれだけ両親に甘えてきたかを痛感しました。母がいつもいい環境に私を置こうと精一杯がんばってくれていたことや、父がいつも家族を一番に考えてくれていたことにアメリカへ来てから始めて感謝することを覚えました。親と離れて初めて、親の大切さを身を持って知ることができたこと、それが私の中で一番大きいことだと思います。
あれもやりたい、これもやりたい、でも・・・と何かと言い訳を作って可能性を減らすのは簡単ですが、結局後悔するのは自分です。とにかく動くこと。これが今の私のモットーです。まずは動いてみれば、たとえ上手くいかなかったとしても大きな経験を手に入れられます!自分を本当に応援できるのは自分だけ、小さい積み重ねが知らないうちに大きな成果となって返ってくる、これを体験したらやみつきです。私はこれからも私自信に言いかけていきます。「まずは全て一歩踏み出す勇気から!」