留学体験 - 中島 しほりさん
私の人生で一番濃いNATA短期2週間留学!
この2週間が過ぎるのは本当に一瞬でした。
まず、私がこのプログラムに挑戦した理由はNATAのATCになることが夢だからです。私がこの夢を持つきっかけとなったのは、あるATCの方との出会いでした。私はバスケットボールをしていて、ケガをする度にその方にトレーニングしていただきました。そして、彼女がNATAのATCの資格を持っているということを知り、興味を持ち始め、いつからか私もその資格を取りたいと思うようになりました。これまでは、ただ漠然とATCになりたいと思っていて、実際に何かアクションを起こすまでには至りませんでしたが、今回思い切ってこの短期留学に挑戦したことで、考え方もとてもポジティブになりましたし、自分の行動に対する意識も変わったように感じます。
ATCのロレーナは初めて会った時からとてもフレンドリーで、忙しい中でも一つ一つ丁寧に、分かりやすいように教えてくださいました。
最初の数日間は「邪魔にならないようにしなきゃ…」と一歩引いていることが多く、たくさんのことを学びたいたいと思う反面、どうしたら上手くコミュニケーションを取れるのだろうかと悩みました。しかし、ロレーナの励ましの一言が殻を破るきっかけとなり、自分でも驚くほど積極的に行動できるようになりました。また、他の生徒や選手も気軽に話しかけてくれたり、様々なことを教えてくれたりしました。私は日本で英語を専攻していることもあって、相手が言っていることは大体理解することができましたが、専門的な知識はほとんどないので、用語などを理解するのには苦労しました。一方で難しいほどもっと知りたいという気持ちになり、モチベーションにもなりました。
内容については、ベースとなるテーピングの巻き方を教わったり、痛みへのアプローチやケアの仕方を学んだりしました。テーピングではたくさんの種類を、痛みの程度や用途・目的によって使い分け、巻き方を変えていました。瞬時に選手のコンディションを判断していて、その正確さは素晴らしいものだと思いました。様々な道具を駆使しながらケガに合わせて治療する姿は、本当に格好良かったです。何より、彼ら自身が毎日楽しんで仕事していて、非常にやりがいのある仕事なのだと身をもって感じました。
また、とても素敵なホストファミリーと出会うことができ、本当にラッキーだったと感じています。私を家族の一員として温かく迎え、身の回りのサポートをしてくれました。そのおかげで不安な気持ちが減り、充実した2週間を過ごすことができました。他にも、道に迷ったときに助けてくれた現地の方や、毎日声をかけてくださったバスの運転手の方など、たくさんの助けがとても有難かったです。
短い間ではありましたが、ATCという仕事により魅力を感じましたし、NATAのATCになりたいという夢が目標へと変わりました。また、平田社長が大学や大学院などについてもお話ししてくださり、自分にも色々な形で夢を叶えるチャンスがあるのだと分かりました。親身になってサポートして下さったIGEのスタッフの皆さんにも、とても感謝しています。今回の体験を糧に次へ向けて新たな気持ちで頑張っていきます。
(2019年4月掲載)