留学体験 - 大野 夏那さん
毎年開催 IGEリハビリ研修プログラム
こんにちは!大野夏那です。
私は毎年IGEで開催されているリハビリテーションカレッジ島根の海外研修プログラムに一般参加してきました。
今回のアメリカ研修で、私は自分が何をしたいのか気持ちの整理をすることができました!
私は4月から作業療法士(以下OT)として日本の病院で働いています。実は去年、アメリカの大学院に留学しようと思い猛勉強しました。
結局のところ、TOEFLの点数が足りず、やむなく日本で就職。働きながらTOEFLの勉強を続け2、3年後に留学しようと決めましたが、新人OTにとって覚えることは多く、英語を勉強する時間がなかなかつくれず、英語の勉強をしたい、早く留学したいという思いと焦りが常にありました・・・・
また、きちんとした目的意識もなくOTという職業を選んだこともあり、仕事に打ち込むことができずもやもやとした迷いがずっと心にありました。
しかし、今回の研修でOTになって本当に良かったと思いました。
何故なら、アメリカのOTと日本のOTにそんなに違いはないということ、USC(南カリフォルニア大学)のOT学科の教授の「OTは立つ、座るなどの動物的な動作に食事、整容、更衣など人間としての意味を与える職業です」は私のお気に入りの言葉になりました。今も深く心に残っています!!
また、病院や施設見学を通した様々な人々との出会いは、私の価値観を変えてくれました。USCではOT大学院生約50名との交流会を開いて下さり、私は日本のOTについて英語でスピーチする機会を頂きました。私の英語が彼らに通じたことも嬉しかったのですが、一番嬉しかったことは私がOTだったから彼らと交流ができ、また友達になれたということです。
大学院への留学は実現しようと思っています。
ただ、そのために日本にいてもできることは沢山あると気づきました。TOEFLの勉強はもちろん、日本でOTとして臨床経験を積む、医療用語を英語で覚える、など日本で仕事に打ち込むことも英語の勉強も両方が留学という夢に繋がっているのだ、と迷いを昇華することができました。
そのことに気づけたことが一番の収穫です。この研修プログラムを企画してくださったIGEスタッフの皆様、有難うございました。
(2017年10月掲載)