留学体験 - C.M.さん
トレーナーを目指す現地学生とも交流、多くを学んだ3週間
私は、高校卒業後、はりきゅうあんま指圧マッサージ師の養成校に通っています。並行 してアスレチックトレーナーの資格を取得するための勉強もしています。小さい頃から英語が好きで、海外の暮らしにとても興 味があり、いつか留学してみたいと心の中で思っていました。でも、まさか本当に実現するとは思ってい ませんでした。専門学校は長期休みも少なく、行くならこの春休みしかないと思いました。長く英語に触れる生活、そして誰も知らない土地で一人で挑戦してみたいという想いが強くなり、思 いきって両親に相談しました。一人で行くにはどうすればいいかと留学会社を探す所から始めま した。アスレチックトレーナーを目指しているので、本場アメリカのスポーツを間 近で見て感じてみたいと思い、トレーナーのインターンシップと語学留学が出来る所はな いかと探し、IGEに辿りつきました。色んな人の体験談を読み、まずは話を聞くことから 始めようと思って、IGEの日本スタッフに連絡を取って面談もしました。それまでは中々決心もつかず迷いましたが、両親の 後押しもあり、ありがたい事に短期留学をする事が出来ました。いざ留学が決まっても何を すれば良いか分からず困った事もありましたが、サポートして下さった藤巻さんをはじめ とするスタッフの皆さんのお陰で、無事にアメリカに渡る事が出来ました。
空港に着くとIGEのアメリカスタッフが迎えに来て、ホームステイ先まで送ってくださり、ホストマザーと のコミュニケーションも仲介して下さったので、とても安心してスタートを切る事が出来まし た。ホームステイ先での生活はとてもいい経験でした。はじめはホストファミリーが話 す英語も分からず、また伝わらず、身振り手振りで過ごしました。時差もかなりあるし、初めて親 元を離れたので、全部自分でしなくてはならなくて、毎日が緊張でした。渡米して次の日か ら語学学校がはじまり、いきなりテストがあり、終わると私に適したクラスで授業を受け ました。少人数で様々な国の生徒が積極的に発言する姿に圧倒された事を今でも覚えています。3週間のうち、最初の1週間は語学学校に通って英語の勉強に集中し、2週間目から語学学校と並行してトレーナーのインターンを行うことにしました。
いよいよ2週間のChapman Universityでのインターンが始まりました。とても校舎 が広く、それぞれの種目にあった施設が整っていて、とても良い環境だなと思いました。 私が帯同させてもらったのはWater polo(水球)、 Baseball 、Softball 。そしてAT Roomといって、テーピングやアスレチックリハビリテーションをしにくる選手が集まるところで見学させて もらいました。選手にとても近い所で帯同させてもらい、普段では見れない裏側まで見 る事が出来ました。知ってる単語や身振り手振りでコミュニケーションを取り、疑問に思っ たことやストレッチやテーピングのやり方を教えてもらいました。AT Roomでは、毎日競 技復帰のためにリハビリに励む選手が多くいました。1つの部屋に様々な種目の選手が トレーニングをしている光景を見る事ができ、どうしてこのトレーニングをしているの か、身体が大きい選手ばかりでそういった選手に対しどのように自分がアプローチし たら良いかなど考えていると、あっと言う間に時間が過ぎた事を覚えています。選手の ATCに対する信頼がとても厚くいい関係が成り立っているなとも感じました。
そして段々顔を覚えてもらえて、選手とも会話をする事が出来たり、学生トレーナーとも交流 する事が出来ました。同じトレーナーを目指す学生と交流出来た事で自分も負けてら れないなという気持ちになりました。
アメリカで暮らしていく中で、日本との違いや言葉の意味が解らずぶつかったり、アクシデントもありま したが、IGEのスタッフさんが現地にいた事で素早い対応をして下さり、とても中身の濃い3週 間を過ごす事ができました。私が暮らしたAnaheimはとても治安も良く気候も過ごしやすく、 第二の故郷と言えるほど、また戻りたくなるような所でした。ホストファミリーの存在がとて も大きく、「初めは言葉が全然文章になってなくて何を言ってるのか分からなかったけど、 今はもう立派に話せるようになって嬉しいよ」と別れの時に言われ、思わず涙が出ました。
3週間で学んだ多くの事を活かして積極的に行動し勉強し、スポーツに励む選手が全力 でプレーする事の出来る環境作り、そして日本の選手が海外でプレーしたり、海外の選 手が日本でプレーするといった時に、言葉の壁を取り払い選手の架け橋になれるような治 療も出来るアスレチックトレーナーになりたいと思います。
最後に。留学をサポートしてくれたIGEのスタッフさんをはじめ、私の夢を応援して行 かせてくれた両親に感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。