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留学体験 - 富田真由さん

医療ボランティア留学 

富田真由さん
大阪府出身、15才、高校生。2019年夏休み、IGEの医療ボランティアに参加。 失敗を恐れないでチャレンジすることの重要性を体験。笑顔の重要性も痛感。 この留学で私は変わりました!最高のボランティア、最高の夏休みでした!

私は、7月27日から8月17日までの3週間、語学+医療ボランティア研修に参加しました。この医療ボランティアは、IGEが提供しているプログラムで、5名のトビタテ留学生と私で計6名のボランティアが参加しました。
1週目と3週目は、午前中は語学学校に行き、午後はUCP(全米最大の脳性麻痺で四肢に不自由を抱えている子供達のリハビリ、治療施設。NPO)でボランティアとして活動しました。私が入った語学学校のクラスは、日本、中国、韓国、台湾出身の人がいて、ほとんどが20才以上でした。ディスカッションする時間が多かったので、会話力が付いたと思います。色々な国の人がいて、それぞれの国について知ることも出来たので良い経験になりました。

UCP2019UCPでやったことは、主に医療スタッフのサポートです。子供たちと一緒にキャッチボールをしたり、絵をかいてあげたり、折り紙を教えてあげたりしました。折り紙は、私が初日のプレゼンで提案しました。プレゼンでは兜を作りましたが、子供達には難しいので、チューリップとアイスクリームを作ることにしました。そしたら、UCPの所長さんが、折り紙のチューリップを壁一面の紙に貼って作品にしようと提案してくださいました!
私が、UCPで痛感したことは、What can I help you? とかCan I teach Origami to him? など、積極的に手伝うことがとても重要だということです。そうでないと、見学だけになってしまいます。No.と返ってくることも多いですが、次第に医療スタッフに手伝いを頼まれる回数が増えていきました。これは、これからUCPボランティアに参加する人に、一番伝えたいことです。
私はUCPで沢山のミスをしました。例えば、スタッフにおもちゃを持ってくるように頼まれたのに、違うのを持って行ったり、折り紙を教える時に、子供に「チューリップとアイスクリームとどっちを作りたい?」と聞いて、アイスクリームと言われたにもかかわらず、チューリップの作り方を教えてしまったり、子供と遊ぶのに夢中になってしまって、スタッフに、そこから立ち去るよう
に言われたり、などなど、色々なミスをしました。でも、たとえミスをしたからといって、私の積極性が否定されることはありませんでした。だから、失敗を恐れてはいけません!
あと、子供に接する時は、絶対に笑顔を忘れてはいけません。子供と目が合った時には、手を振ってあげたり、Hi !と行ってあげることを忘れてはいけません。反応してくれないことも多いですが、私は、挨拶が子供達と仲良くなるためにとても重要なことだと思います。

Bike Campに参加したIGE留学生の6名(真由さんは左から三人目)

UCP2019022週目は、バイクキャンプに参加しました。バイクキャンプとは、四肢が不自由で自転車に乗れない子供たちに、自転車に乗れる様、教えてあげる1週間のプログラムです。主催はiCanShineというNPOで、それをUCPと場所を提供してくれたアメリカ創価大学(SUA)の共催です。SUAの美しいキャンパスも最高の舞台装置でした。
私は3つのセッションに参加し、3人の子供を教えました。3人とも、自分なりに努力して、自転車に乗れるようになった子もいて、みんな上達しました!とても嬉しかったです!
子供達や他のボランティアの英語が聞き取れないこともありました。でも、子供達がみんな上達したので、よかったです。私にとって、子供に自転車を教えるのは初めてだったので、よい経験になりました。

UCP201903

私は、残念ながら、トビタテ留学の一次審査で落ち、今年度のUCPボランティア生の中で唯一トビタテ生ではありませんでした。しかし、トビタテ留学の選考に落ちたからといって、留学をあきらめなくてよかったと思います。今回の留学で、私は変わりました!
以前は、ボランティアするくらいなら、お金がもらえるバイトに時間を費やした方がいいと考えていましたが、今は、ボランティアしたい気持ちでいっぱいです!
その他にも、UCPのボランティアとバイクキャンプの後に、みんなでショッピングモールに行ったり、ビーチに行ったりしました。
また、私が取りたかった障がい者の認識についてのアンケートも、日本とアメリカと両方で取ることが出来、今回の留学は、とても良いものになりました。

UCP201904
Bike Campが行われたアメリカ創価大学(SUA)の美しいキャンパス