アメリカの5月後半、6月前半は卒業式シーズン

今年は某大学の卒業式に参加してきました。
知り合いの方から特別にチケットを頂きました。（この大学の卒業式はチケットがないと式に参加できないのです！アメリカの人気大学の卒業式では珍しいことではありません。）

この卒業式の中で一番びっくりしたのは1997年にノーベル平和賞を受賞したDr. Jody Williamsがゲストスピーカーだったことです。彼女の話を聞くまで私は彼女のことを知りませんでした。
Dr. Williamsの話は気取ってなく新鮮でした。彼女から溢れ出てくる人間味に心が動きます。聞き入ってると自然と涙があふれてきました。20代前半の卒業生に対して平和というものがなんなのか、どうやって平和を作っていくのか、これから彼ら・彼女らを待ち受けているもの、どうやってそれらを乗り越えていくのかを熱く語ってくださいました。
某大学は創立14年目の新しい学校です。
教育方針は「To foster a steady stream of global citizens committed to living a contributive life」（貢献的な人生に熱心に取り組む地球市民を継続して養育していくこと）
平和を話し合うだけじゃなく、「行動」が大事だと訴えているDr. Williamsはこの学校にぴったりのゲストスピーカーでした。
卒業式にノーベル受賞者を招いてくれるアメリカの大学も、やはり「凄いなあ」と感じました。
卒業生のことを一番に考え、これからの世界を担っていく彼らの為に、という思いが卒業生ではない私にもひしひしと伝わってきました。

気になる方は、Dr. Jody Williamsがどんな方なのか、検索して調べてみてくださいね。
Dr. Williamsは、2010年に有名なTED TALKでも講演されています。
皆さんが知らないかもしれない、新しい世界のことを知る良い機会だと思います。

IGEスタッフ Akiko