現役留学生コラム Vol. 131
留学したらどんな生活? このコーナーでは、実際に留学中の学生からの生の声をお届けします!
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井出智広さん
2020年からアメリカの大学院(NATA専攻)を目指して、今回は南カリフォルニのFullerton CollegeでNATAの研修。研修中にIGE社のリハビリ研修に参加でき、その中で、アメリカの進んだリハビリに触れ、大学院進学を確信を持って決めました。
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<2020年からアメリカ大学院(アスレティックトレーナー専攻)をめざして>
2018年の9月に1ヶ月間、カリフォルニア州にあるFullerton CollegeでNATA公認アスレティックトレーナーのもとで研修を行いました。
Fullerton collegeで私の指導を担当してくださったLorena NATAチーフインストラクター。彼女が私の留学を充実させてくれたと言っても過言ではありません。今まで語学研修としてフィリピンとカナダに行ったことがありましたが、英語を用いて「実習をする」というのは初めてだったのでとても不安でした。
案の定、ネイティブ同士の会話を聞き取るには英語力が足りず悔しかったです。しかし、Lorenaは私と話す時にはわかりやすい単語を使ってゆっくりと話してくれ、わからない単語に関しては持っていたノートに書き出してくれました。私が常に意識したことは、1ヶ月という限られた期間、少しでも多くLorenaから学びを吸収しようということです。
わからないことはその都度質問をして、選手たちがあまり来ない時間帯にその質問に対して詳しく指導してくれて、Lorenaが選手との面談や事務作業などがある時には、自分が手持ち無沙汰になってしまうので「今後のためになる課題が欲しい」とお願いをして定期的に課題を貰って何もしないという時間を無くしました。
自分は留学前から「とにかく充実させる!」という思いがあったので楽しみながら夢中になって取り組むことができました。正直、Lorenaも忙しいので、自ら行動をしないと手持ち無沙汰になります。それでも自分が学びたいとい気持ちは行動で伝わります。留学で自分が何を学びたいのか、どういうことをしたいのかという明確な意思を持って臨むことが大切だと感じました。また、それをどんどん行動に移すことが重要です。時々、小さな失敗をして恥ずかしく思うこともありましたが、やらずにあとで「やっぱりあれやっとけばよかった。」と思うのは嫌だったので「とにかくトライしてみよう」という心構えを持ち、積極的に行動をしました。
充実したのは実習だけではありません。ちょうどタイミングがよく、アメリカで作業療法においてトップを誇るUSCの大学院と大学病院へ見学に行かせて頂く機会がありました。現場の教授からUSCの事情やアメリカの医療制度、日本との違いをたくさん聞くことができました。特に、キャンパスの広さ、規模の大きさには大変驚かされました。また、大学院生ともランチを共にする時間があり、皆さんそれぞれ専門に対して真剣に楽しく取り組んでる様子が伺え、専門は違いますが自分も頑張ろうとモチベーションが上がりました。
観光で一番印象に残っているのは、エンジェルスの試合観戦です。運良く、大谷翔平選手のシーズン最後となる22号ホームランを見ることができ、とても興奮しました。私自身、小さい頃から高校までずっと野球をやっていたので、試合が始まる前から球場の雰囲気に感動しました。その感動から、ATC(アスレティックトレーナー資格)取得後はMLBにも関わってみたいという気持ちが芽生えました。
私は今回の留学でより一層ATCの資格を取得して活動をしたいという気持ちが高まりました。実際にアメリカで生活・体験をすることはネットで調べたり、人から話を聞いたりするよりも遥かに多くの情報や大きな影響を与えてくれます。まさに「百聞は一見に如かず」です。
そして、帰国後、この1ヶ月の経験を土台に「アメリカの大学院に進学」という次のステージに向かって前進しています。そういう点では、実習体験のみならず、異国・異文化・住み慣れない地域の中で生活をしたということが、多くの面で自分を成長させてくれたように感じます。
詳しくはホームページの体験談をご覧ください。
http://weexchange.com/taikenki/nata-taiken/
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