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2015年7月21日

アメリカでも人気のNATAアスレティックトレーナー – Vol.007

社会的認知度の高い専門職

先日のカナダでのFIFA女子ワールドカップサッカー、ご覧になった方も多いと思います。なでしこジャパンは健闘しましたが、アメリカの底力を見せ付けられた気がします。なにしろ、こちらで女の子のスポーツと言えば、まずサッカーが頭に浮かぶくらい身近なもの。近所の公園でも、子供達が練習しているのをよく見かけます。こうした公園が、あちこちにあるので、沢山の子供たちが、小さい頃からボールを蹴ったり、鍛えている、ということになります。
子供サッカー教室
これだけ多くのスポーツ人口がいれば、ほとんどの高校や大学に、トレーニングルームがあり、アスレティックトレーナーが働いているのも当然といえば当然。アメリカでは、アスレティックトレーナーや理学療法士は、専門的知識を習得し、トレーニングを積んだ専門職として、社会的な認知度が高い職業の一つです。IGEへの留学プログラムでも問いあわせも多い人気の職業です。

開業施設を見学

アメリカでは、アスレティックトレーナーは、プロスポーツ・チームや高校・大学に所属して働くだけでなく、開業している人が多いのも特徴。今回は、NATAアスレティックトレーナー短期体験留学に参加された方と一緒に見学した、理学療法施設の一つをご紹介します。Newport Beach 市にある”Pro Sport”という施設で、理学療法のスペースに併設して、ジムもあります。名前が示す通り、施設内には、ここでトリートメントを受けたプロスポーツ選手のサイン入りユニフォームや、オリンピック選手の写真が、壁一面に飾ってあります。スペースの半分は、フィットネスジムのよう。あとの半分は、写真には写っていませんが20台近くのベッドがずらっと並んでいます。多い時には、1日80人~100人のクライアントが来るそうです。
アスレチック器具
ここのスタッフは、理学療法士やNATA公認アスレティックトレーナーの資格を持っている人達で、それらを専攻している学生達がアシスタントとして付きます。クライアントは、プロ選手だけでなく、中学・高校・大学のスポーツで怪我をした人、消防士、運送業の人等、普段から身体を使うアクティブな人がほとんどだそうです。我々が見学中も、高校生らしい少年が、ボールを使ったリハビリを行っていました。

アスレティックレーナー短期体験留学

IGEのNATAアスレティックトレーナー短期体験留学には、アスレティックトレーナーになりたい、興味はあるが、正規留学するかどうか迷っている、あるいは、単に日米の違いを知りたい等、様々な理由で、皆さん参加されます。通常、2週間~5週間くらいの滞在で、半日語学学校に通い、半日はカレッジのトレーニングルームでインターンする人が多いですが、前半は語学学校だけで、後半はインターンのみというのもOK。カレッジチームの試合がある時は、帯同します。
NATA短期留学
カレッジの学生とも仲良くなり、一緒に野球やホッケーの試合を見に行ったりすることも。現在は、大学のスポーツチームも夏休みで、トレーニングルームも閉まっていますが、8月末から新学期のシーズンが始まるので、9月には、今年も短期体験留学される方がいます。帰国される時に、勉強になった、充実していたという感想が聞けるように、しっかりサポートしたいと思います。

IGEスタッフ Sadami