今年のスーパーボウルは、伝統のDenver ブロンコスと、初出場のCarolinaパンサーズの間で、2月7日、リーバイス・スタジアム（サンフランシスコ）で行われます。

Denverのクォーターバック、ペイトン・マニングは、以前いたインディアナポリスでもスパーボウル・チャンピオンになっていますし、弟のイライ・マニングは、ニューヨーク・ジャイアンツでスーパーボウル・チャンピオンになっています。さらに、彼らのお父さんアーチー・マニングは、1970年代、NFLのクォーターバックで、アメリカでは有名なフットボール一家なのです。

<デンバーのマニング選手>

スーパーボウルは、TV視聴率40%以上を誇る、アメリカの国民的行事です。過去5年間の視聴率は、いずれも40～50%前後なので、今年も50%前後でしょう。メジャーリーグのワールドシリースの視聴率が15～20%なのに比べると、その人気が分かります。尤も、メジャーリーグは、国民的行事というより、ローカル的行事の色彩が強いので、地元の視聴率は高いです。例えば、以前、NYヤンキースとNYメッツがワールドシリーズを戦った時、ニューヨークエリアの視聴率は30～50%だったようですが、全米では15%程度だったそうです。ちなみに、アメリカのTV視聴率歴代1位は、ケネディ大統領暗殺の報道です。この記録は50年経った今も破られていません。

さて本題は、スーパーボウルのチケットの料金です。試合1週間前の今日現在、チケット1枚の最高額は$15,000（約180万円）、最低額が$3,100（約37万円）です。もちろん、この価格は、NFLが売り出した価格ではなく、NFLが一度売ったチケット（発売と同時に売り切れ）を、民間のチケット業者が買って、売り出した価格です。今日現在、スーパーボウルを見に行きたい人にとっては、この価格でチケットを買う以外に方法はありません。スポーツ王国アメリカは、スーパーボウルに限らず、バスケットのロサンジェルス・レイカーズがファイナルに進出した時、$20,000になったことがあります。また、2004年にボストン・レッドソックスが、数十年ぶりにワールドシリーズに出場した時も、チケット代が$20,000になったことがありました。毎年、これだけ払っても、見に行く人がいるのがアメリカです。

IGE スタッフ  Hirata

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